ISFP[冒険家型]

16personalities×適職

ISFJ[擁護者]の人に向いてる仕事!
診断モデルの特徴も解説

ISFJ

ISFJの性格は、MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)の16タイプの1つで、内向的、感覚的、感情的、判断的な性格です。現実的で細かい注意を払います。 彼らは、自分自身や他人のために働くことを好み、ルールや秩序を尊重し、綿密な計画を立てることが得意です。ニーズに敏感で、誰かを支援することに喜びを感じます。 彼らは、自分自身や他人を守ることに熱心で、忍耐強く、信頼できる人々です。

POINT

ISFJ(擁護者)の略は、16Personalities性格診断テストの設問に答えることで、自分の性格分析結果が下記の項目の頭文字4つを組み合わせたタイプとして表された結果です。

  • 外向型(E)/内向型(I)
  • 感覚型(S)/直感型(N)
  • 思考型(T)/感情型(F)
  • 判断型(J)/知覚型(P)

つまり、ISFJの場合、「I:内向型」「S:感覚型」「F:感情型」「J:判断型」という、性格特性が強い人物であることを表しており、会社の中にいる人に例えると『縁の下の力持ち』のような影の立役者のような存在であることがわかります。

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ISFJ性格の特徴

ISFJ性格の特徴は、以下の通りです。

  • 誠実で責任感が強い
  • 他人の感情に敏感で、思いやりがある
  • 細かいところに注意を払う、順番を繰り返す
  • 現実的で実践的
  • 内向きで、自分の感情を表現するのが苦手

16性格タイプの診断モデル『ISFJ』の性格について、そのユニークな特徴、性格特性上の向いてる仕事(職業)、長所と短所をまとめてみました。

ISFJの人の適職(向いてる仕事)

ISFJの人の適職は主に、①芸術/人文関連、②教育関連、③医療/福祉関連、④ビジネス関連の分野に適性があります。

▼職業一覧

事務職、秘書、看護師、保育士、教育関係、公務員、図書館員、研究者、翻訳者、ライター、編集者、デザイナー、アーティスト、クリエイター、コーディネーター、カウンセラー、セラピスト、トレーナー、コーチ、カスタマーサポート、営業、マーケティング、広報、人事、経理、財務、不動産、保険、旅行、ホテル、飲食、美容、ファッション、インテリア、家電、自動車、運輸、物流、製造、建設、農林水産、環境、エネルギー、情報通信、メディア、スポーツ、健康、福祉、介護、ボランティアなど。

一般的に、性格タイプ診断をベースとして開発された適職診断ツールなら、自分に向いてる仕事を1~3職種程度ピックアップしてくれますが、職業紹介に結びつける目的で開発されたものが多く、逆に私たち個人のキャリアの可能性や多様性を狭めてしまうことさえあります

ISFJの人の適職といえる分野が「これほどまでに幅広い理由」としては、他人への貢献マインドが強い性格タイプであるということが大きな理由として挙げられます。まさにバランスタイプというにふさわしい性格タイプなのがISFJに分類される人であるとも言えます。

16タイプ性格診断モデル『擁護者』であるISFJの人は、どのような業界・職種であれども、人物的に好かれるポジションにたつことが多く、困っている人を助けたり、責任感をもって目標達成に向けた地道な努力ができるため、あらゆる職業が適職になる可能性が開けているのです。

ISFJの性格の強み(長所)

  • 忍耐力があり協力的で勤勉。
  • 実践的スキルを備え、意志が強く情熱的。
  • 文書面での観察力に優れ、問題解決を得意とする。

このように、ISFJの人の性格の強みは、企業が求める人物像に必ずといっていいほど含まれる『真面目さ』の要素が揃っており、自分だけではなくチームのために一生懸命になれる長所が目立ちます。

ISFJの性格の弱み(短所)

  • 控え目で頑固、利他的。
  • 外部制約による精神的なストレスを感じやすい傾向がある。

ISFJの性格の人の弱みは、強みの内容が内容であるが故に出てしまっているもので、自分のことよりも他人への貢献を優先しすぎてしまう傾向があり、結果的に自分を追い詰めてしまうという短所があるので、何事もやり過ぎには注意が必要です。

ISFJの人には向いてない仕事

ISFJの人には向いてない仕事には主に5職種が当てはまります。後方支援を得意とする性格タイプなので、どうしても、組織を牽引する仕事と得意としないのです。それぞれの仕事について、向いてない理由を明確かつ端的に解説していますのでご確認ください。

戦略コンサルタント

戦略コンサルタントは、新しいアイデアやアプローチを提案し、変革を促進する役割を担う仕事です。もともと、ISFJの性格は伝統的で安定性のある状況を好み、変化に適応することが難しい面(特性)があるため、革新的なアイデアを積極的に受け入れるのが難しいので、物事が進む中での変化のスピードについていくことが得意ではない性格なので向いていません。

テック系スタートアップの創業者

スタートアップの創業者は、リスクを冒し、不確実性に対処する性格特性と能力を持ち合わせる人物に向いていますが、ISFJの人の場合、安定と秩序を重要視し過ぎるがあまり、スタートアッパーとして不確実性をはらむビジネスプランに可能性を見出しながら目的・目標を常に達成することに注力することは難しいので向いてない職業であると言えます。

イベントプランナー

イベントプランナーは柔軟性とクリエイティビティが求められる仕事です。ISFJの性格はフォロワーシップを発揮できる環境の中で、他者の目標達成をアシストする役回りが得意であるため、イベントを企画するために先頭に立ちチームを牽引する「イベントプランナー」の仕事は、予期せぬ変更やストレスに対しての適応力を求められることから向いてない仕事と考えられ推奨できません。

証券トレーダー

証券トレーダーは市場の変動に迅速に対応し、投資リスクについて、過去~現在の市場動向を踏まえ、投資家に対して適切なアドバイスをすることが求められる職業です。一方、ISFJは安定と定義された一定のルールの範囲内で試行錯誤することを好む性格傾向があり、常に変化する市場と投資家の期待を背負うプレッシャーの中でのトレーディング環境には適していないかもしれません。

グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーはクリエイティブな発想とアートスキルが求められる仕事ですが、ISFJは主に実用的な創造物を創り上げる仕事を好む傾向があり、見栄えで人の注目や訴求力を伝えるようなクリエイティブなタスクをこなす仕事には向いていないことがあります。

ISFJと相性が良い他のタイプ

自分自身の16タイプ性格診断結果が「ISFJ」だった人は、どの性格タイプの人と相性が良いのかを理解することで、職場や客先の人のなかだと、どのタイプの人と相性が良いのかを知っておきましょう。

ESFJ(領事)

ISFJとESFJは両方とも社交的で協力的な性格です。お互いに思いやりやサポートを提供し、人間関係を重視する共通の価値観を共有しています。

ISTJ(管理者)

両方の性格タイプはルールや責任感を重要視し、組織された方法で仕事を進める傾向があります。協力的で信頼性が高く、プロジェクトや課題に対して協力的に取り組むことができます。

ISFP(冒険家)

ISFJとISFPは感情的につながりやすく、共感力があります。ISFPの創造的なアプローチとISFJのサポート精神が組み合わさり、バランスの取れた関係を築くことができます。

INFJ(提唱者)

両方の性格タイプは深い洞察力を持ち、他人の感情やニーズを理解しやすいです。共感と協力を大切にし、共通の価値観を共有しています。

ESTJ(幹部)

ISFJとESTJは責任感と組織力に優れています。共にプロジェクトを計画し、効率的に実行するのに適しています。

ISFJと相性が悪い他のタイプ

ISFJ(誠実な保守主義者)と相性が悪いと感じる他の性格タイプを紹介し、その理由を以下に示します。相性が悪いと感じる理由は、性格特性や価値観の違いが、摩擦や誤解を生みやすくするからです。

  1. ENTP(冒険的な発明家):
    • 理由: ENTPは冒険的でアイデアを追求し、新しいアプローチを試みることを好みますが、ISFJは伝統的で安定を重視し、リスクを取りたがりません。これらの価値観の違いが、摩擦を生む可能性があります。
  2. INTP(ロジカルな思考家):
    • 理由: INTPは論理的な思考と抽象的なアイデアを好みますが、ISFJは具体的で実用的な問題解決を好みます。コミュニケーションや価値観の違いが、理解しにくさを生むことがあります。
  3. ESTP(冒険的な実行家):
    • 理由: ESTPは冒険的でリスクを冒すことを好みますが、ISFJは安全と安定を重視します。行動のスタイルや価値観の違いが、意見の対立を引き起こす可能性があります。
  4. INTJ(戦略的な計画者):
    • 理由: INTJは戦略的で論理的な思考が得意ですが、ISFJは感情と実用性を重視します。意思決定や目標設定において、価値観の相違が衝突を生むことがあります。
  5. ENFP(自由奔放な探求家):
    • 理由: ENFPは自由奔放で柔軟性があり、新しいアイデアや経験を求めることが多いですが、ISFJは伝統的で安定を好む傾向があります。生活スタイルや価値観の違いが、誤解を生むことがあります。

これらの相性が悪い性格タイプとISFJの関係は、性格特性や価値観の違いによって摩擦を生む可能性があるため、相互理解やコミュニケーションがより重要です。一方が相手の特性や視点を尊重し、協力的なアプローチを取ることで、関係を改善することができるでしょう。